新倉高齢者福祉センター【埼玉県和光市】

高齢者が元気になる賑わいのある施設として、全国から視察に訪れる埼玉県和光市の「新倉高齢者福祉センター」さんを見学させていただきました。

 和光市駅は、池袋発の東武東上線と、都心を貫く地下鉄有楽町線の延伸で、交通の便が良く、朝夕は通勤通学の乗降客でいっぱいです。

和光市駅

駅前の案内図と時計塔

バスやタクシー乗り場も整備されています

 駐輪場が整備されているので、放置自転車はあまり見られません。駅前広場に交番があることも、町全体の安心感につながっているのでしょう。

 新倉高齢者福祉センターは、和光市駅北口から約840m。健脚ならば徒歩15分程度の場所にあります。

 ご年配の方には、坂が多い場所なので、巡回バスのご利用がお勧めです。

時刻表

 玄関先はぐるっと車が回せるようになっていて、送迎車が混雑しても、切り返しのイライラはなさそうです。
 外観に丸みがあるのも良いですね。

車回し

 緑のカーテンが、もっさりと茂っていました。土壌が豊かなのでしょうか。近隣には農地も点在しています。

緑のカーテン

 新倉高齢者福祉センターは、地域の高齢者(60歳以上)が自由に使える福祉センターです。(初回登録が必要になります)。

 小規模多機能型居宅介護施設が併設されているのが特徴的です。

 賑わいの秘訣は、40以上ある市民サークルです。毎日豊富なプログラムから、参加したいメニューを選ぶことができます。サークルは市民の自主運営なので、共助の力が発揮されています。

 もちろん、サークルに参加しなくても、センター内はあちらこちらに「居場所」があります。思い思いのお気に入りの場所を見つけて、思い思いの過ごし方をしていらっしゃいます。

大広間

 舞台まである大広間。
 お弁当持参でゆっくり寛がれる方も多いそうです。

囲碁・将棋

 フリースペースの一画にある畳コーナーで、碁盤を取り囲む皆さん。ご近所づきあいの苦手な男性陣も、趣味を通じて輪が広がります。

2階から中庭

 センターは中庭を取り囲むように建てられています。2階から見下ろしたところです。涼しい場所を求めて、自然の風を楽しんでいる方が見えます。

中庭

 玄関口から見ると、こんな感じです。すっくと伸びた木々が、涼やかな木陰を作っています。
 中庭があるので、館内はどこも光であふれています。

2階廊下

 廊下も光でいっぱいです。右側のガラス張りの部屋は、トレーニングルームです。
 マシンで汗を流す人、体操ビデオに合わせて体を動かす人、片隅でゆっくりストレッチする人など、20名ほどが利用されていました。

吹き抜けから見下ろす読書コーナー

 吹き抜けの2階から見下ろした読書コーナー。

読書コーナー

 ちょっとした図書館です。調べものや勉強もできる広いテーブルが助かります。

金魚の池

 読書コーナーの横にある池には、金魚たちが。エサやりを日課に来所される方もいらっしゃるそうです。
 来所の目的は、本当に様々なのですね。

AEDも完備

 もちろん安全対策もぬかりなく。

明るい階段

 明るい階段室。エレベーターもありますが、ほとんどの方は積極的に階段を利用されています。
 階段も機能訓練の場所ととらえれば、建物の隅っこではなく、中央にどーんとある方が理にかなっています。なるほど~。

 1日の利用者は多い時は90~100名ほど。それにしては、少し静かかしら?・・と、思ったら!!

マージャン大会

 階段を上がったすぐのドアを開けると・・!!

 マージャンタイムだったのです。ここにお集まりだったのですね。
 5卓すべて満席の大賑わいでございます。

 マージャンもサークル活動のひとつで、時間を決めてやっているそうです。

多目的室

 大小の部屋があり、水回りが備えられていて多目的に使える部屋もあります。
 そろそろ生け花サークルの時間なのでしょうか。準備中のようです。

廊下に飾られたお花

 サークルの皆さんの作品が、さりげなく季節感を演出。目を楽しませてくれます。

お風呂

 お風呂もあるので、体操で汗をかいてもさっぱりしてご帰宅できます。右側のパーテーションの向こうは、健康器具もあり、心身ともに癒されます。

ショートステイ

 小規模多機能型居宅介護施設をご利用の場合は、ショートステイのご準備もあります。ペンションの一室のようなかわいらしいお部屋。
 とはいえ、ショートステイは万が一の備え。ご利用が無い方が良いのです。と、施設長さん。

市長への提言箱

 玄関わきに置かれた”市長への提言箱”。和光市は先見性のある高齢者事業に取り組み、他の自治体からも注目されています。

 見学させていただいて、和光市でなければできない特別な事をしているわけではないということが分かりました。(地の利や人口、その他の条件等)

 利用者一人一人を見守る、というよりも、利用者同士の共助を見守る、と言った方が良いのかもしれません。
 場を作り、ほんの少しだけお手伝い。そして、あくまでも利用者が主役

中庭の様子

 中庭でまったりとした時間を過ごしたい・・と、後ろ髪をひかれながら、センターを後にいたしました。

新倉高齢者福祉センター
埼玉県和光市新倉1-20-39 TEL:048-465-3800
和光市保険福祉部長寿あんしん課